空調設備の役割をご存知ですか?
実は、暑い日や寒い日に温度を調整するだけではありません。
ここでは、空調設備の種類や役割についてまとめました。
空調設備とは?
空調設備は、「空気調和設備」と言います。
温度の調節以外にも空気の正常や湿度、気流をコントロールする設備の事です。
空気調和は、目的に合わせてその空間に快適な環境を作るものです。
冷暖房との違いは
冷暖房も、温度の調節や湿度調整が出来ます。
しかし、建物全体を一つの設備で管理することは出来ず各部屋ごとの管理が主流です。
空調設備は、建物全体を様々な装置や設備を組み合わせて環境を整えてくれます。
空調設備の種類
空調設備にも、それぞれ種類があります。
その種類は、どんなものをどんな風に空気調和していくかで決まるのです。
保健用空調設備
保健用空調設備は、主に人に対しての空調設備になります。
住居、事務所・オフィス、店舗・商業施設、ホテル、劇場・娯楽施設、病院、学校、交通機関などといった場所が対象です。
健康と快適性を保ち、空気の温度や湿度、気流や清浄度がきちんと整った状態で分布されているかどうかが大切になってきます。
病院などは、特定建築物なのでビル衛生管理法の建築物環境衛生管理基準で定められた空気環境基準を満たさなければなりません。
産業用空調設備
産業用空調設備は、その空間の中で保管されるものや生産されるものの品質管理や維持、製造や検査などで使用する機械の機能維持を守るために行われます。
工場(精密機械を扱う場所、食品製造など)、倉庫、食品貯蔵施設、コンピュータ(サーバー)ルーム、通信施設など物品が対象になります。
ここでは、人に合わせていないのでとても寒いといった場合もあります。
まとめ
空調設備は、環境を整えたい場所や目的によって、温度・湿度・気流・清浄度を変化させます。
大きな空間には、そこに合わせた設備が至る所に張り巡らされています。
もし、空調設備を新しくするときには目的に合ったものを選ぶようにすると良いでしょう。